こんにちは^^
心に余白をつくるカウンセラーの
上村えりなです。
「なんでこんなに疲れやすいんだろう」
「些細なことがずっと心に残ってしまう」
「人の顔色ばかりうかがってしまう自分がイヤになる…」
こんなふうに感じること、ありませんか?
そんなあなたは、
“HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)”
という気質かもしれません。
HSPにはある共通の特徴があり、
それを表した言葉が「DOES(ダズ)」です。
DOESとは、次の4つの頭文字から成っています。

HSPさんの“生きづらさ”として
注目されがちな特性ですが、
これらはHSPさんだけに与えられた才能。
神様からのギフトです^^
D:物事を深く考える(Depth of Processing)
物事をただ流すのではなく、
丁寧に考え、感じ、
意味を見出そうとする力。
人の言葉や表情の裏にある気持ちまで
想像することができるのは、
まさにこの力があるからです。
すぐに決断できなかったり、
考えすぎてしまったりするのも、
「深く向き合っているからこそ」。
それはあなたのギフトのひとつです。
O:過剰に刺激を受けやすい(Overstimulation)
音や光、人混みなどの環境的な刺激だけでなく、
予定が詰まっていたり、
人との関わりが続いたりすると
ぐったりと疲れてしまう。
これは、ただ“気にしすぎ”なのではなく、
五感と心がとても繊細だから。
たくさんの情報を受け取って処理している証です。
だからこそ、あなたには「意識して休むこと」がとても大切。
休むことは、弱さではなく“自分を守る力”です。
E:気持ちが揺れやすく共感力が高い(Emotional Responsiveness & Empathy)
映画や音楽に涙したり、
友人の喜びや悲しみに強く共鳴したり。
人の感情をまるで自分のことのように感じ取る、
それはあなたの優しさと感受性の豊かさのあらわれです。
「感じすぎる」のではなく、
「感じ取る力がある」こと。
その感性は、誰かを癒し、
寄り添えるあたたかさにつながっています。
S:些細なことに気づく(Sensitivity to Subtleties)
部屋の空気の変化や、人の声色、言葉のニュアンス。
周りの人が気づかないような
細かな違和感をキャッチできるあなたは、
とても繊細で、直感的な感覚を持っています。
それは、表には出さなくても、
場や人の空気をやさしく整える
“静かな力”とも言えるかもしれません。
繊細さは、生きづらさとセットの“才能”
DOESを知ることで、
自分の繊細さへの理解が深まります。
自分を理解することは、
「こういう自分でいいんだ」と思える第一歩です。
とはいえ、繊細ゆえに
生きづらさや傷つきやすさを感じるのもまた事実。
だからこそ、そんな自分を理解し、
やさしくケアしていくことがとても大切です。
わたしにとってのDOESとは
わたし自身も、DOESの特性すべてに当てはまるHSPです。
かつては、周りのみんなとは“何かが違う”と感じながら
その感覚の正体がわからず、
「みんなと同じようにできない」
「気にしすぎてしまう」
そんな自分を責めてばかりでした。
でも、HSPという気質を知り、
DOESという特性を4つのギフトとして捉えられた時、
「そのままの自分でいいんだ」と思えたんです。
そして少しずつ、自分のペースで、
自分に合った環境や関係性を選びながら、
心に余白をつくっていけるようになりました。
さいごに
HSPの繊細さは、
弱さではなく、ひとつの“個性”です。
そしてDOESは、
それを理解するためのやさしい羅針盤。
もし、あなたも繊細さによる生きづらさを抱えているなら――
ぜひこの考え方を取り入れてみてくださいね。
自分の特性や感覚について
さらに理解を深めたいと思われましたら、
カウンセリングという安心できる場所で
一緒に自己理解を深めていくこともできますよ^^
あなたの繊細さが、あなたらしく輝く力になりますように、
心から願っています。
