こんにちは。
心に余白をつくるカウンセラーの
上村えりなです。
今日は、HSPの方からいただいた
お悩みに沿ってお話ししてみたいと思います。
「周りの人は普通にこなしているのに、
自分だけうまくできない…」
あなたはこんなお悩みを
持たれたことはありませんか?
HSP気質をお持ちの方は、
「うんうん」と思われたのではないでしょうか。
相談者さんは、職場の朝礼で意見を
求められたときのことをお話しくださいました。
他の人はすぐに答えられるのに、
自分はどう伝えればいいのか
頭の中でぐるぐる考えてしまう。
心臓はドキドキし、焦りで頭が真っ白に…。
ようやく話せても自分の言葉に自信が持てず、
「もっとちゃんと伝えればよかった」と後悔。
「どうして私は普通にできないんだろう?」と、
落ち込んでしまう…。
HSPさんにとっては、
あるあるのお悩みではないでしょうか?
このようなお悩みに対する
解決策をお伝えします。
それは、
無理に周りと同じやり方を
しようとするのではなく、
自分の本音に気づき、
自分に合った方法を見つけることです。
HSPさんは繊細で深く考える力を持っている分、
瞬時に反応するのが苦手なことがあります。
でも、それは「できない」のではなく、
「周りに同調しすぎて、
自分のペースを見失っている」
だけかもしれません。
HSPさんは、周囲の刺激を敏感に受け取るため、
他の人よりもエネルギーを多く消耗します。
例えば、会議やグループディスカッションで
「とりあえず発言する」ことが
得意な人もいますが、
HSPさんは
発言する前にさまざまなことを考えます。
「この意見は的外れではないかな?」
「相手を傷つけないかな?」
「もっとよい表現はないかな?」
…
そのため、一つの発言に時間がかかり、
結果的に
「普通にできない」と感じてしまうのです。
今回の場合、
職場の朝礼で意見を求められたとき、
他の人はすぐに発言できるのに、
自分は「どう答えればいいんだろう」と
考えすぎてしまうというお悩みでした。
周りが次々と意見を言う中で焦りが増し、
結局何も言えずに終わって後悔したり、
発言した後で
「もっと言いたいことがあったのに…」と
後々一人反省会してしまうこともありますよね。
「すぐに答えなければ」と焦ると緊張が増し、
余計に言葉が出てこなくなってしまいます。
そんなときは、
● 事前に話す内容をメモしておく
● すぐに答えられなくても、
「少し考えさせてください」と伝える
● 意見を言いやすい環境を整える
(1対1の場面を増やす など)
といった対応を試してみてはいかがでしょうか。
このような対応を
頭の片隅に置いておくだけでも
焦る気持ちを落ち着かせる
きっかけになると思います。
ただ、
実際の場面でそれを実践できるかというと
また話は別ですよね。
実際の場面で落ち着いて対応
できるようになるためには
心に余白をつくることが大切になります。
心に余白がある状態とは、感情にとらわれず、
少し距離を置いて自分を見つめられる状態です。
心に余白があれば自分の気持ちを客観視でき、
どのように対応したいかを
冷静に考えられるようになりますよ。
「普通にできない」と思うことは、
決してあなたの能力が
劣っているわけではありません。
大切なのは、
無理に周りに合わせるのではなく、
自分の本音に気づき、
自分に合った方法を見つけることです。
カウンセリングでは、
一人では気づきにくい心のクセや
思考のパターンを整理し、
あなたに合った方法を一緒に探しながら、
心に余白を作るお手伝いをしています。
「普通にできない…」と悩んでいるなら、
まずはお気軽にご相談くださいね。