こんにちは^^
心に余白をつくるカウンセラーの
上村えりなです。
今日は、“自己受容”について
お話ししてみたいと思います。
「自己受容が大切」という話を
色々なところで耳にするようになってきました。
SNSでも本でも、
「ありのままの自分を受け入れよう」
と言われることが多くなってきて、
実際にそれを心がけている、
という方も増えているように感じます。
でも、こんなふうに感じたことはありませんか?
「自己受容してるつもりなのに変われない」
「ちゃんと自分を認めてるつもりなのに、生きづらさが消えない」
「前向きな言葉を唱えても、心がついてこない」
実は、以前の私も同じように感じていました。
「できるだけ自分を否定しないようにして、感情も大切にしてる…」
それなのに、なぜか生きづらさから抜け出せない。
そんな違和感を抱えていました。
自己受容の落とし穴
今振り返ると、あの頃の私は
“自己受容”という言葉の意味はわかっていたけれど、
心で実感することができていなかったのだと思います。
「こんな自分も受け入れよう」と頭では思っていても、
実は心のどこかで「でも早く変わらなきゃ」と焦っていたり、
努力している自分をどこか冷めた目で見てしまっていたり…。
それはつまり、“本当の自分”をまだ認めきれていなかったということ。
「受け入れる」という行動をしているつもりで、
心の奥では、自分を否定し続けていたんですよね。
本質は、「変えようとしない」ことから始まる
本当の意味での自己受容は、
「自分を変えるために、まずは受け入れる」
というものではありません。
自己受容とは、
変えようとする前に、まず“そのまま”を見つめること。
良いも悪いも判断せず、
「ああ、私は今こうなんだな」と気づいてあげること。
自分の状態をフラットに捉えること。
それができたとき初めて、
「じゃあどうしたい?」と、
自分にやさしく問いかける余白が生まれます。
そこからやっと、
自分に合った選択や行動ができるようになる。
変わろうとすることの前に、
「変えようとしない時間」が必要なんです。
変化は“静かに、じわじわとやってくる
自己受容を始めたからといって、
すぐに劇的に変化するわけではありません。
むしろ、最初は「これでいいのかな?」と
不安になることの方が多いかもしれません。
でも、正しい方法を継続していくと、
ある日ふとした瞬間に、
前よりも自分にやさしい声かけが
できていることに気づくはずです。
その“じわじわとした変化”こそが、自己受容のしるし。
心の奥深くにしみわたるような、やわらかな変化です。
わからなくても、できていなくても、まずは“気づくこと”から
「自己受容がうまくできているかわからない」
「何かが違う気がする」
そう思うあなたは、
きっとすでに、“本質に近づこうとしている”人です。
その違和感を無視せず、
「私は今、自己受容について迷ってるんだな」と
ただ気づいてあげるだけで、十分一歩を踏み出しています。
自己受容とは、ゴールではなく、
毎日の“ちいさな自分との対話”の積み重ね。
変わらない自分を責めるのではなく、
変われないと思っている“今のあなた”にこそ、
やさしく光を当ててあげてほしいのです。
自己受容の具体的な方法については、
カウンセリングの中で丁寧にお伝えしています ◯
あなたがあなた自身を受け入れていく、
その過程に寄り添わせていただけたら嬉しいです。