「どうせわかってもらえない…」その思いの奥にある本当の願いとは?

こんにちは^^

心に余白をつくるカウンセラーの
上村えりな です。

あなたは、誰かと話をする時
「どうせわかってもらえない」
と、思ってしまうことはありませんか?

勇気を出して話したのに、
軽く流されたり、話題を変えられたり…。


そんな経験を重ねていくと、
気がつけば「どうせわかってもらえない」と
心の扉をそっと閉じてしまっていた。

もし、あなたにもそんな想いがあるとしたら。
それは、心が「本当は、分かってもらいたい」と
願っている証なのかもしれません。

その背景には、幼少期の経験が影響していることがあります。

たとえば、こんな経験はありませんでしたか?

  • 泣いても「そんなことで泣かないの」と言われた
  • 嬉しい気持ちを話しても「それより宿題は?」とスルーされた
  • 家族の中で“いい子”でいることを期待され、感情を出せなかった

こんなふうに、気持ちを受け止めてもらえなかった体験が続くと、
「どうせ誰にも分かってもらえない」
という思い込みが、心の奥に根づいていきます。

そしてそれは、あなたを守るための大切な防衛反応でもあります。
「傷つくくらいなら、最初から期待しない方がいい」――
そうやって心を守ってきたあなたは、とても頑張ってきたのです。

「どうせ分かってもらえない」という言葉の奥には、
ずっと心にしまってきた願いがあります。

「わたしの気持ちを、ちゃんと見てほしかった」
「がまんしてるって、気づいてほしかった」
「一人で抱えないでいいよって、寄り添ってほしかった」

それは、決してわがままな欲求ではなく、
人として自然な、愛されたい・つながりたいという欲求です。

カウンセリングの中でも、
「ずっと諦めてきたけれど、ほんとは寂しかった」
と、涙する方が多くいらっしゃいます。
その涙こそが、心の詰まりが少しずつほどけてきた証なのです。

あるクライアントさんの例をお話しします。
(※プライバシーに配慮して一部内容を変更しています)

彼女は子どものころ、下の兄弟が多く「お姉ちゃんなんだから」と、
常に我慢することを求められて育ちました。
本当は甘えたかったし、寂しかった。
けれど、それを口にすると「困らせないで」と言われてしまう。

その結果、大人になった今でも、
「自分の気持ちを話すのは迷惑」と感じてしまい、
人との関係がいつも表面的で、
本音を言うことが怖くなっていました。

カウンセリングで、彼女は少しずつ
「あのとき、本当は悲しかった」
「本当は見てほしかった」と、
心の奥の気持ちを言葉にできるようになっていきました。

すると、不思議なことに、
人との距離のとり方も自然に変わってきたのです。
自分の気持ちに耳を傾け、認めてあげることで、
心にやわらかい余白が生まれました。

誰かに分かってもらえることは嬉しいけれど、
まずは、自分が自分の気持ちに寄り添うことが、最初の一歩です。

「私は何を感じているんだろう?」
「本当はどうしてほしかったんだろう?」

そんなふうに、過去の自分に問いかけてみてください。
その気持ちをジャッジせず、まるごと受け止めてあげるだけで、
心の中に少し余裕が生まれてくるはずです。

「どうせ分かってもらえない」と思ってきたあなたは、
きっとずっと、誰かに分かってほしかった。

だからこそ、
まずは自分が自分を分かってあげること
そこから、優しい変化が始まります。

心の詰まりが取れたとき、
あなたはもっと自由に、
もっとあなたらしく生きられるようになります。

その先に、自然と“分かち合える誰か”との
出会いやつながりも生まれていくのです。

あなたの未来は、今のあなたがつくっていくものです。

今ここから自分自身と向き合い、
ありのままでいられる人生を始めませんか?

まずはお気軽に、お試しカウンセリングで
お話を聴かせてくださいね^^