感情を感じた後、どう向き合う?

こんにちは^^
心に余白をつくるカウンセラーの
上村えりなです。

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前回の記事では、
「感情に名前をつける」ことについてお話ししました。

もしかしたら、
実際にやってみた方もいらっしゃるかもしれませんね。

でも、やってみて、こんなふうに感じませんでしたか?

「感情に気づいた…それで、どうすればいいの?」
「イライラしている自分に気づいても、結局子どもに怒ってしまう」

今日は、その「次の一歩」についてお話ししていきます。

実は、感情に気づいた後に、
多くの人が陥りやすい落とし穴があるんです。

それは、感情をジャッジしてしまうこと

イライラしている自分に気づいて、
「やっぱり私はダメな母親だ」と思ったり、
「寂しいと感じる自分が情けない」と思ったり。

せっかく感情に気づけても、
その感情を「良い・悪い」で判断してしまうと、
また自分を責めるループに戻ってしまう
んです。

実はこれ、本当によくあるパターンなんです。

なぜそうなってしまうかというと、
“感情を否定されてきた”という経験があるからです。

「そんなことで怒らないの」
「泣かないの」
「我慢しなさい」

そう言われ続けた結果、
感情を感じること自体に罪悪感を持ってしまっているんです。

もしあなたが今、
「感情に気づいても、また自分を責めちゃう…」
と感じているなら、
それは、あなたが悪いわけではないんです。

感情に気づいた後
大切なのは、
「ジャッジせずに、ただ寄り添う」
ということです。

例えば、
子どもが朝の支度をしなくてイライラした時。
「私は今、焦っている」と気づけたとします。

その次に、こう自分に声をかけてみてください。

「そうだよね、焦るよね。時間がないもんね」

これだけでいいんです。

「焦っちゃダメ」でもなく、
「もっと余裕を持たなきゃ」でもなく。

ただ、「そうだよね」と、
自分の感情に寄り添ってあげるんです。

そして、もう一つ大切なことがあります。

それは、「感情の奥にあるニーズに気づく」こと。

  • 「焦っている」の奥には、「時間に余裕が欲しい」というニーズがある
  • 「悲しい」の奥には、「認めてもらいたい」というニーズがある

感情は、あなたの心が発している「サイン」なんです。

感情に気づき、寄り添い、奥にあるニーズに目を向ける。
この流れが身につけられると、視野が広がっていきます。

最初は時間がかかるかもしれません。

余裕のない場面で
いきなりこれをやろうとしても、
できないと思います。

落ち着いて一人の時間を持てた時に、
自分の感情を振り返って、
寄り添っていく
ということから始めていけば大丈夫ですよ。

これを繰り返すうちに、
自然とできるようになっていきます。

大切なのは、
完璧にやろうとしないこと。

感情に気づいただけでも十分です。
寄り添えなくても、また次に寄り添えばいい。

そのくらい、
ゆるやかに向き合っていただければと思います。

そして、もっとシンプルな方法もお伝えしておきます。

感情に気づいたら、
「そっかそっか、よしよし」と声をかけるんです。

イライラしても、
悲しくなっても、
疲れてても、
「そっかそっか、よしよし」です。

まるで、泣いている子どもに
「よしよし」と声をかけるように、
自分の心にも、同じように声をかけてあげる。

どんな感情に気付いた時でも、
この一言でOKです。


これなら、できそうな気がしませんか?^^

完璧にやろうとしなくていい。
毎日できなくてもいい。

ふと思い出した時に、
「よしよし」と自分に声をかけてあげる。

それだけで、
心は少しずつ、楽になっていきますからね。

感情に向き合うことは、
決して楽なことではありません。

特に、これまで感情を
押し殺してきた方にとっては、
勇気のいることなはずです。

でも、
あなたが自分の感情に気づき、
寄り添うその姿を、
お子さんは見ています。

ママが自分の心を大切にしている姿は、
子どもにとって何よりの「お手本」
になるんです。

「感情を感じてもいいんだ」
「自分の心を大切にしていいんだ」

そのメッセージが、
あなたを通して、お子さんに伝わっていきます。

だから、
自分の感情に向き合うことは、
あなた自身のためだけでなく、
お子さんのためでもある
んです。

今日のこの記事が、
あなたの心に小さな光を灯す
きっかけになれたら嬉しいです🫧